スカイプ(Skype)はどのように動いているか?
スカイプ(Skype)以前のインターネット電話ソフトに実用に耐えられたものはありませんでした。
何故でしょうか?それは、電話のようにリアルタイムで進行するデータをストレスなく伝送するのが技術的に難しいからです。
インターネットでやり取りされるデータは、基本的にパケットと呼ばれる数百バイトの小さなデータ群に分解されて、パケット単位であて先に伝送されます。インターネットは世界中に張り巡らされたコンピュータネットワークです。世界中のパソコンがインターネットを利用しています。そのため、混雑していれば待たされますし、蜘蛛の巣のような回線上を伝送される間にパケットの順番が入れ替わって相手先に送られてしまいます。
パケットが順番どおりに整理されて相手先に届けばいいのですが、そうはならないわけですね。
そのため、相手先のパソコンはバラバラに届くパケットをいったん保存し、パソコン内部でパケットを順番に並べなおし、元のデータに復元するのです。メールやホームページの閲覧、ファイルの転送、動画の再生であれば、復元作業の間、処理待ちでも問題はありません。(ユーザーは遅いなぁと思うだけですみます。)
ところが電話のようなリアルタイムに進行するデータの受渡しでは、このような”遅れ”はユーザーのストレスになります。音声データを復元する時間が長すぎると、相手の返事を待つ時間のためにずれが生じて、ぎこちない会話になってしまいます。(衛星中継のテレビみたいな感じです。)
スカイプ以前のインターネット電話では、こういった音声のズレを解消できませんでした。しかし、スカイプ(Skype)は独自の技術によって、はっきりした会話を実現することが出来ました。